ドラッグストアは身近な存在であるため、転職先に考える人も多いのです。外から見ているだけではわかりづらいすべてを解説します。
ドラッグストアで働く「メリット」やドラッグストアへの転職に使える「資格」など、幅広い視点からお話しします。
「声出し」が得意なら働きやすい!
大手チェーン店のドラッグストアでは、タイムセールが毎日行われています。タイムセールが始まると、店員は店先に出て大きな声で呼び込みを行います。
ドラッグストアで働こうと思ったとき「レジ打ち」や「品出し」が主な業務だと考える人が多いのです。
しかし、実際に働いてみるとドラッグストアでは「声出し」をしながら体を動かします。
内向的な性格の人にとっては、大きな声で呼び込みをすることは大変かもしれません。
しかし「声出し」を得意とするならば、接客業の中でもドラッグストアは働きやすい職場ではないでしょうか。
「声出し」に重点をおいているチェーン店を見抜く方法は、客として来店してみることが一番いいでしょう。
客としてタイムセールに行ったとき、店員がどれくらいの声出しをしているかチェックしてみましょう。
「声出し」は、最初のうちは恥ずかしさとの戦いですが、ほとんどの人が場数を踏むことで慣れてくるようです。
「品出し」は体力が勝負!
ドラッグストアでは目玉商品を店頭で販売しています。そのため「品出し」は倉庫から店頭まで運ぶ必要があるのです。
目玉商品になりやすい商品は、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどのペーパー類もしくは洗剤が多いでしょう。
ペーパー類は、かさばる品物ですが重量は軽いため、さほど重労働ではありません。しかし、洗剤は液体が多いため重量があるのです。
目玉商品は、品出しをしてもすぐに売れてしまうため、ひっきりなしに補充する必要があります。
ドラッグストアへの転職を考えるなら、適度な体力も必要でしょう。
「登録販売者」の資格取得で仕事にやりがい
ドラッグストアでは、一般生活用品の他に「薬」を販売しています。薬の一部は、薬剤師の資格を持っていないと説明することはできません。
しかし、薬剤師の資格を取得することはとても大変です。
そこで、ドラッグストアへの転職を考えたら取得しておきたい資格が「登録販売者」です。
登録販売者の資格を取得すれば、ドラッグストアで販売しているほとんどの薬を販売することが可能になります。
平成27年から、受験資格もなくなったため受験へのハードルがとても低くなりました。
働きながら資格を取得することも可能なため、ステップアップとして取得してもいいでしょう。
シフトの融通がききやすい
ドラッグストアは、深夜まで営業しています。
そのため、働く時間に制限がある人にとっては「シフトに融通がきく仕事」なのです。
深夜勤務の場合、時給に手当が上乗せされて支払われます。効率的にお金を稼ぎたい人にとっては、ドラッグストアは働きやすく稼ぎやすい職場かもしれません。
また、ドラッグストアでは正社員だけでなく、短時間勤務のパート・アルバイトの募集も比較的多くされています。
ドラッグストアでは、目玉商品のポップを店舗で作成していることも多いのです。
ポップとは、目玉商品のキャッチコピーや値段を客にわかりやすく伝える「看板」のようなものです。字だけでなく、イラストや色を使って見やすく作成する必要があります。
短時間勤務であっても、特技を生かしてポップ作成に携わることで時給に手当を上乗せされることもあります。
最後に
ドラッグストアは、店ごとに特徴があります。
面接を受けに行く前に、客として来店し「働く側」の立場になって調査してみるといいでしょう。