働きたい会社はあっても、未経験からの就職・転職にはコツが必要です。
会社側から見れば、中途採用者(転職者)を採用するメリットは即戦力です。そのため、未経験者よりも経験者の方が採用されやすい傾向はあります。
しかし、今まで一度も働いたことがない人や未経験の職種への転職であっても、ちょっとコツを知っておけば合格も夢ではありません。
今回は、はじめての就職・未経験からの転職を成功させるための「志望動機の書き方」について解説します。
「未経験でも合格したい」熱意を伝えよう
未経験でも大丈夫
採用担当者からみれば、やはり経験者の方に目は行きます。
しかし、未経験で不利な状況にもかかわらず、積極的に応募してきた人にも興味はあるものです。また、30代の経験豊富なベテランよりも20代の若さを良しとする企業はありあす。
書類選考で不採用にならないように
未経験者の場合、書類選考を突破することが第一難関であり、一番の試練かもしれません。
書類選考では、履歴書と職務経歴書を提出しますが、職務経歴書には今までの実務について正直に記入するしかありません。
アルバイト経験も職務経歴書に書いても構いません。アルバイトも経歴になります。
かといって過度にアピールして「経験がある」と誤解されるような書き方はやめましょう。もし書類選考を突破したとしても、面接で未経験であることがわかれば、かえって印象が悪くなります。
提出書類には嘘は記入せず、事実は正直に書きましょう。
志望動機でやる気をアピール
未経験でもやる気をアピールできる項目は「志望動機」です。未経験でありながら、強く志望する動機を書くことで挽回できます。
本来ならば、「やる気」をアピールしただけでは志望動機としては物足りないのですが、未経験の場合は例外かもしれません。
「未経験でも働きたい」気持ちをしっかりと書きましょう。
未経験者は、採用された後も経験者よりも大変です。覚えなければならないことも多いため、勤務時間外にも勉強が必要になります。
そこで、自己PRには、「努力する気持ちと心構えがある」ことを添えておきましょう。
志望動機には「働きたい」と思ったきっかけを書こう
働きたいと思ったきっかけ
未経験にもかかわらず、その会社で働きたいと思うには、それなりの理由やきっかけがあったのではないでしょうか。
例えば、「自分が困っていた時にその会社の社員や技術・商品に救われた」や「前職場で取引があり、ぜひこの会社で働きたいと思った」など、具体的なエピソードを志望動機にしましょう。
抽象的な志望動機だけでは、経験者に勝つことは難しいでしょう。
長く働けるをアピール
採用担当者は、転職者の面接ではスキルや実務経験と同じくらい「長く働ける人か」が気になります。
なぜならば、転職者の中には転職が癖になっている人もいるのです。
転職に慣れてしまっている人は、ちょっと嫌なことがあるとすぐに辞めてしまうと思ってしまいます。
ちょっと経験やスキルが足りなくても、長く働く意思が感じられた人は採用になることもあるのです。
採用後にはスキルアップ
また、採用後は業務に必要なスキルを身につける気持ちがあることも伝えましょう。
未経験である場合、足りないスキルはあるものです働きながらスキルを補っていくことで、徐々に経験者との距離を縮めることができるのです。
本当に未経験?
就職希望者の中には、明確に業務を区切ってしまい、多少の実務経験はないものとしてしまう人もいます。
例えば経理部に所属していたとしても、従業員人数が少ない会社では総務部の仕事の一部を経理部と兼務で行っていることも多いのです。
経理部に所属していても「給与計算と社会保険の手続きはやっていた」など、一部だけでも経験があれば全くの未経験ではありません。
自分の経験の中に少しでも関連する業務があれば記入しておいた方がいいでしょう。
前会社で行っていた業務が多岐にわたっていた場合、探してみると何かしら共通している業務はあるものです。
アルバイトでもビジネスマナーは身に付いている
新卒の未経験者は、社会人としての経験がないためビジネスマナーから教える必要があります。
しかし、アルバイトでも働いていた経験があるのであれば、社会人としてのマナーを身に付けている人がほとんどなのです。
専門的な経験で記入できるものが思いつかないようならば、どのような業務や仕事にも共通して使えるものを記入してもいいでしょう。
未経験の職種に応募する際の履歴書・志望動機の書き方まとめ
未経験の職種への就職・転職を成功させるためには、強い意欲が必要です。
書類選考を突破することができれば、面接では意欲をしっかりと伝えることができます。
書類選考を無事に突破させるためにも、封筒のあて名書きなど基本的なビジネスマナーは間違えがないように注意してください。
みんな最初は不安なものです。勇気を出して一歩を踏み出しましょう。