最近は、一般的な仕事でも英語を日常的に使う業務が増えてきました。
外国人と直接接する機会はないとしても、メールや電話の取次ぎができる程度の英語力は必要です。採用面接のときに、英会話力をみるために英語で面接が行われることもあります
今回は、面接中に英語を話すときに気をつけたいことについてお話しします。
英語になったとたん身振り手振りを大きくしない
日本語で面接をしているときには落ち着いて話していたのに、英語になったとたんに身振り手振りのジェスチャーが混じる20代の女性が意外とたくさんいます。
なぜか表情まで変わってしまい、英語力よりも動作の変化に驚かされてしまうのです。英会話力に自信がない場合、身振り手振りで不足している部分を補いたくなるものです。
しかし、必要以上のジェスチャーは見ていて気持ちがいいものではありません。できるだけ「言葉」で伝えるようにしましょう。
英語の面接でも敬語で話しているつもりでいること
英語には日本語のように敬語や謙譲語の使い分けがありません。そのため、英語の面接になると面接担当者と同等の立場になったような気がしてしまうかもしれません。
しかし、英語になったとしても会社の採用面接中であることは変わりません。英語で話すときでも、落ち着いて敬意をもって話すようにしましょう。
しばしば、英語の面接中にお辞儀をする人がいます。お辞儀をしたとたんに慌てたような態度をする人もいますが、「お辞儀」は英語でも日本語でもしてはいけないものではありません。
逆に「日本人独特の礼儀作法」が身についていることが感じられ、好印象を与えます。
英語に自信がない人は「ここぞの一言」を準備!
英語の面接でも個別面接であれば、自分が話す時間はしっかりと確保されています。
しかし、グループ面接の場合は話せる人がたくさん話し、話せない人は話す機会を得られないまま終了してしまうこともあるのです。
英語の面接の可能性が場合は、事前に「ここぞの一言」を準備しておくといいでしょう。
グループ面接で自分の番が来た時に、もしも話せることがなければ「ここぞの一言」があれば、窮地をしのぐことができます。
「ここぞの一言」は、自己PRのように「いつでも使える内容」にしておくと便利です。緊張状態であっても、口から出てくるようにしっかりと暗唱できるようにしておきましょう。
英語力に自信がなければ声量で勝負する
面接で英語力をみる目的は「英語力」をみるためではありません。多少、英文法が間違えていたとしても「伝える能力」があればいいのです。
面接で一番評価が低くなる人は「英会話力がないうえに声量が小さい人」です。声量が小さいと自信がなく頼りなく感じます。
英語力に自信がなくても、多少間違えていたとしても大きな声でどんどん話す度胸があれば、ビジネスに必要なコミュニケーション能力の評価はされるでしょう。
足りない英会話力はその後の向上心で補うことを伝える
就職・転職の面接で英会話をさせるということは、業務上で英語を使う機会があるということです。
面接時点でビジネス英語力が足りない状態であるならば、入社後も英語の勉強を続ける意志があることを伝えておきましょう。
会社によっては、英会話教室に通う補助金が支給されることもあります。福利厚生に補助金支給があったとしても、面接の段階では「補助金をいただいて勉強したい」とは言わないようにしましょう。
お金の話はせずに「英語のスキルは磨き続けたい」という気持ちを伝えます。
まとめ
最近は海外からのメールも多くなっています。
ビジネスで英語のメールを扱うときは、スピーディに内容をおおまかに読み取る力が求められます。
普段から英語で書かれた書籍に目を通したり、英字新聞を読むことで「おおまかに読み取る力」はつけることができるものです。
英語力は使わないと忘れていく傾向があります。いざというときに役立つように、普段から英語に積極的に触れていくようにしましょう。
正社員になれるようにがんばりましょう!