転職者の年齢層はさまざまですが、20代女性はとくに転職を考える人が多いのではないでしょうか。
20代女性の転職は、実務経験がそれほどなく、さらに結婚のタイミングもあり、面接では「いじわるな質問」がされる可能性が高いのです。
今回は、20代女性ならではの「いじわるな質問」を上手に乗り越えるための対策法を紹介します。
なぜすぐに辞めたの?
答えにくい質問頻出度1位は「新卒で採用されたのに、なぜすぐに辞めたの?」。
20代女性は、社会人経験も実務経験も少ない状態から転職活動がスタートします。転職面接では、必ずと言っていいほど「なぜ辞めたの?」と聞かれるでしょう。
面接担当者の中には、「20代女性」というだけで「ちょっと嫌なことがあるとすぐに辞めちゃう女の子なのかな」と疑いの目で見る人も少なくないのです。
確かに、20代女性の中にはいじわるな質問を投げかけられただけで、泣きそうな顔になり返答もままならない状態になってしまう人もいます。
転職者の中では20代は若い方ですが、れっきとした社会人に変わりはないため、どのような質問をされたとしても感情的になることは避けましょう。
「なぜすぐに辞めちゃったの?」という質問のように、答えにくい質問をされたときには、答え方にポイントがあります。
質問の文章の中に、自分にとってマイナスになる言葉が含まれていると、つい「違います」と反論したくなりますが、返答の第一声で反論することはよくありません。
例え自分にとってマイナスの内容であっても、面接担当者の言葉は一度「そうですね」または「確かに」と受け入れるようにしましょう。
そして、一度受け入れた後に「しかしながら私は、、」と反論する言葉を足すようにします。
面接担当者も、一度受け入れられてからの反論に対しては、「反抗的な人」という印象を受けることは少ないでしょう。
結婚・出産の予定は?
今でも聞かれる「結婚の予定は?」または「出産の予定は?」。
結婚予定や出産の予定について、あからさまに聞かれることは少なくなってきたと思われていますが、実際の面接現場ではまだまだ聞かれることもあるかもしれません。
20代女性にとっては、結婚についての質問は聞かれたくない質問ではありますが、会社側にしたら採用直後に寿退社されたら大変な問題なのです。
結婚や出産に関する質問は、人によっては不愉快に感じるかもしれませんが、会社側の都合も考えて答えられる範囲で答えるほうがいいでしょう。
もしも、結婚を機に転職活動をしているならば、出産予定について聞かれるかもしれません。
妊娠や出産は予定通りに進むものではないため、答えにくい質問です。
面接では、「現在は、妊娠も出産の予定もありませんが、そのときには妊娠中も体調を見ながら勤務し、出産後も働くつもりです。」のように、自分の考えを伝えるようにすればいいでしょう。
20代後半女性の転職成功術。結婚のことを面接で聞かれたらどうすればいい?
すぐに辞めない?
採用担当者の一番の不安は「すぐに辞めちゃうんじゃないの?」です。
20代女性の中でも、20代前半の人には面接担当者からいじわるな質問がされる可能性があります。
なぜならば、20代前半の女性は転職者の中でも一番若い年齢層に入ります。
他の転職希望者と比べても、職務経験は短く即戦力になる人材とはいえないのです。
20代前半女性が他の年齢層の人達よりも勝っている点は、「若さ」です。
採用担当者は、経験不足を若いエネルギーを使って、補えるようなバイタリティの持ち主を探しています。
面接で「すぐに辞めちゃうんじゃないの?」と言われたときには、若いからこそ新しい環境に飛び込めるパワーを持っていることを伝えてみましょう。
最後に
20代女性の転職は、メリットとデメリットがはっきりしています。
デメリットもはっきりしているため、面接ではデメリットをどのようにして補うかを話せばいいのです。
20代女性は、20代前半と後半とでは採用基準が変わります。
今の自分に足りていないものは何かを考え、補いながら活動していくことが20代女性の転職を成功させるポイントではないでしょうか。