就職・転職の面接は、限られた時間で合否を決めなければならないため、一挙手一投足が大切です。
初めての就職・転職活動中の20代女性にはまだまだ知らないことがいっぱいです。
ここでは、「知らなかった」では済まされない、やってはいけないNG行動を具体例を挙げて紹介します。
面接の場では無意識では済まされない!【口癖編】
面接では、リラックスして話すことが成功のカギとなります。しかし中には「リラックス」の意味を勘違いしてしまっている人もいるのです。
例えば「私的には」や「向上心みたいなあー」という砕けた話し言葉を使うことで、面接担当者との距離を縮めようとする人がいます。
面接担当者と打ち解けようとする気持ちは前向きですが、打ち解けることと馴れ馴れしいこととは意味が違います。
会社の人とは一定の距離感と緊張感を持っておくことが大切です。
また、無意識のうちに「えっと」「あのー」と言ってしまう人もいます。発言の前に「考える時間」をかせいでいると誤解される可能性があります。
自分では意識していなかったとしても、ちょっとした言葉やしぐさに本心があらわれてしまうこともあるのです。
積極的とでしゃばりとは違う【勘違い編】
面接では「積極的に話す」ことが大切です。しかし、面接担当者が話しているときには「聞く」ようにしましょう。
しばしば面接担当者が話しているにもかかわらず、聞かれる内容を予測して話し始めてしまう人がいます。
人が話しているときには「しっかりと聞く」ことは社会人としてのマナーであり常識です。
また、面接担当者が話しているときには「何を聞かれているのか」を考えながら聞き取るようにしましょう。
自分なりに質問を解釈してしまい、答えているうちに「質問の意図」がわからなくなり、語尾があいまいになる人が意外と多いのです。
積極性をアピールしたいのか、採用担当者にディスカッションを求めるような発言をする人もいますが、避けたほうがいいでしょう。
面接では、採用担当者の心に残ることが成功のコツですが、悪目立ちすることで印象に残ってしまっては本末転倒です。
本来ならば採用面接とは関係のない得意技やコネクションのアピールは、採用担当者からはっきりと求められるまでは自ら口にしないようにしましょう。
第一志望の会社でないときこそ要注意【高飛車編】
転職活動では、第一志望でない会社面接も受けることがあります。
「自分の実力であればもっと大手があっている」と思いながら面接を受けると、なんとなく採用担当者に本心が伝わるものです。
逆に、第一志望の会社面接では必要以上に謙遜し、会社を「持ち上げる」人も少なくありません。
必要以上に会社をほめたり、社員をほめたりしても採用担当者が評価を変えることはありません。
また、自分以外の人を悪く言うことで自分の評価を上げようとすることも避けましょう。
例えば、同じ会社を同僚や同級生が受けていることがわかったとき、相手の弱点や悪いところを面接担当者に伝え、ライバルを減らそうとすることはみっともないことです。
相手の評価を下げることができたとしても、同じように自分の評価も下がっていると考えましょう。
まとめ
面接で一度口から出た言葉を取り消すことはできません。
発言するときには、採用担当者の立場になって「どのように受け止められるか」想像してみることが大切です。