転職面接は、新卒面接と比べると回数が少ない傾向があります。
一次面接は、部門長と直属の上司が行い、二次面接が最終面接となることもあるのです。
最終面接は、担当役員もしくは社長が入ることもあります。
今回は、一次面接突破後の最終面接を勝ち抜くポイントを解説します。
最終面接こそ外見が大切
無事に一次面接を突破したら、最終面接があります。
一次面接では、仕事のスキルや会社に求める要望などが評価基準になりますが、最終面接は上層部の評価が入ることになります。
「上層部の判断」というものは、意外と対策が難しいのです。
なぜならば、一次面接のように「これを言えば高評価」という対策方法はなく、「なんとなくの印象」が勝負の分け目となることが多いのです。
つまり「与える印象がよい」ことが勝ち抜くポイントになります。印象は、話す言葉や立ち振る舞いも大切ですが第一印象が非常に大切です。
「一目ぼれ」という言葉がありますが、上層部の一人にでも一目ぼれしてもらうことができれば、その後の面接はとてもやりやすくなるのです。
第一印象は、やはり見た目です。
髪はスッキリとまとめ、スーツやシャツはしわがないものを準備しましょう。
服装は一次面接と同じでかまわない
一次面接の結果を受けてから、最終面接の日までは間があかないものです。
ときどき、一次面接で着用した服と最終面接で着用する服は変える必要があるのではないかと考える人がいますが、その必要はありません。
一次面接が通過したからといって、安心してカジュアルダウンしてしまう方が心配です。
リクルートスーツを一次試験で着用したならば、最終面接まで同じスーツでかまいません。
もしも気分を変えたいと思うならば、シャツに変化をもたせてもいいでしょう。
ただし、一次面接で白いシャツを着用し、最終面接で色柄物を着ることは避けたほうがいいでしょう。
白いシャツは、一番正統派です。一次面接よりも最終面接のほうが正統派になるようにしておいたほうが安心です。
一次面接で答えた内容を振り返ろう
しばしば一次面接で聞かれた質問を最終面接で再び聞かれることがあります。
そんなとき、一次面接で答えた内容と異なったことを話してしまうとマイナス評価になります。
面接のマニュアル本を頭に入れすぎてしまうと、それぞれの質問に対する答えは素晴らしい内容ですが、一貫性がなくなってしまうことがあります。
一次面接が終わったら、会社近くの喫茶店で質問内容と答えた内容を書き留めておくといいでしょう。
そして、最終面接前に読み返しておくと、答えの食い違いを防ぐことができます。
最終面接の日までに入社の決意を固めよう
最終面接には、社長や採用を決定する権限を持っている人が入ります。
そのため、会社によっては面接の場で「採用」を伝えられることがあるのです。
社長から「いつから出社できますか?」と聞かれたときに返答に困らないように、入社するのかしないのかは決断しておくようにしましょう。
また、採用が決定すると出社日について話し合いがされるものです。
あらかじめスケジュールを頭に入れ、必要書類の取り寄せ時期や各種手続きの予定をすり合わせて入社可能日・出社可能日を決めておきます。
すっきりとした気持ちで入社するためにも、入社をためらう疑問があるのならば、最終面接までに解決しておくことも大切です。
まとめ
最終面接は、最後の砦です。
最終面接までたどり着けた段階で「ほぼ合格」であることもあるのですが、想定外の質問をされるのも最終面接でよくあることなのです。
最後まで油断することなく臨むことが最大のポイントです。