転職面接では、それまでの経験やスキルがものを言うことがおおいのですが、一部の会社では筆記試験が行われることもあります。
筆記試験の内容は適性検査や性格分析・知能などですが、一定の基準をクリアしなければ採用にならにこともあるのです。
今回は、採用試験の中でも筆記試験について解説します。
筆記試験の学科試験とは
就職試験といえばSPI試験が有名です。新卒者の適性や性格を分析し、配属先を決める参考にもなる試験です。
20代の転職希望者の中には、新卒の就活の際にSPI試験を受けた経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
転職者の筆記試験の中身は、学科と一般教養と専門知識の3部構成されていることが多いです。
学科は、国語と数学と英語を重点的に対策しておきましょう。
国語は、漢字の書き取りと読み取りが大切です。普段の生活でパソコンに慣れてしまっていると、漢字の細部を忘れている傾向があります。
試験前に、漢字の問題集を1冊解いておくといいでしょう。漢字だけでなく四字熟語やことわざも出題されます。
転職活動の合間の時間を使って、漢字検定を取得してみてもいいかもしれません。
英語は、業務で英語を使う場合はビジネス英語の問題が出題されることがあります。また、英語の略語を正式名称になおす問題も出題されることがあります。
筆記試験の一般教養とは?
転職試験で出題される一般教養は、時事問題が多く出題されます。
そのため、新聞やテレビで毎日のニュースをチェックしておく必要があります。転職試験で注意したいことは「ニュースをみて理解した気にならないこと」です。
例えば「イギリスのEU離脱問題」というニュースをみて、内容を理解しただけでは物足りないのです。
その背景と経済に与えた影響など、ニュースの周囲にまで目を向け、できれば自分なりの見解も準備しておくといいでしょう。
転職活動をするまで、一切ニュースや世界情勢に興味がなかった人は、市販されている一般教養の本を読んでみましょう。
学生向けの書籍や問題集は、解説もわかりやすいため独学でも勉強できるのではないでしょうか。
筆記試験の専門知識とは?
専門知識とは、面接を受ける会社の業界に関する知識を問われる問題です。
例えば車業界であれば、「ハブ」の意味を問われるかもしれません。
ハブとは部品の名前ですが、車のどこに使われる部品であり、過去に「ハブ」が取り上げられたニュースについて質問されることもあるかもしれません。
受ける会社の業界専門用語はチェックしておく必要があります。
業界誌や専門雑誌には、最近の旬の話題が取り上げられています。面接を受ける前に一度目を通しておくとよいでしょう。
筆記試験に作文・小論文が出されたときの対策
筆記試験に作文や小論文があることもあります。
課題分に字数制限がある場合には、決められた字数の9割以上は書くようにしましょう。
文章は、起承転結で構成しわかりやすい言葉で書くことが大切です。
難しい言葉や使いづらい言葉を間違って使うよりも、正確な言葉を書く方が評価されます。
小論文や作文を書かせる目的は、「どのような考えの持ち主であるか」と説明能力をみるためです。
自分の意見を書くときには、あまりにも過激な意見は避けたほうが無難でしょう。
テーマは与えられますが、ざっくりとしか与えられません。大きなテーマの中で、自分は何について書けるのかを短時間でひらめくためにも、普段から観察力を高めておくことが大切なのです。
転職の筆記試験は、時間が限られていることがネックになります。
採用試験に筆記試験があるならば、市販の問題集を何度も解き、解きなれておくことも成功の秘訣です。