就活・転職活動はゴールが見えないマラソンのようなものです。
ゴールが見えないまま数カ月も走り続けていれば、中だるみが始まっても不思議ではありません。
しかし、中だるみは早めに兆候を察知して対処しなければ、そのまま深みにはまってしまい、抜け出せなくなってしまうこともあるのです。
今回は、就職先がなかなか決まらないときにおこる20代女性特有の「中だるみ」の兆候と「焦り」の対処方法について解説します。
決まらなくても「落ちる」ことに慣れてはダメ
就活・転職活動は、何十社に履歴書を送っても、面接にまで進める会社は数社残る程度です。そして、面接を受けたとしてもなかなか採用には至りません。その繰り返しです。
最初のうちは、落ちるたびに「どこがいけなかったのだろう」と考え、落ち込んだりもしますが、徐々に落ちることに慣れ始めてしまう女性が多いのです。
履歴書を書いて送ることがルーチンワークになり、面接に行くときにも緊張しなくなってきたならば「中だるみ」を疑います。
中だるみは、早めに気がついて気持ちの切り替えをすることが大切なのです。
妥協が始まったら中だるみの兆候あり
就活・転職活動をしていて、思うような結果が出てこないと妥協が始まります。
「給与はいくらでもいい」「通勤時間なんて長くたってなんとかなる」「正社員じゃなくてもいい」など、条件の妥協が始まるのです。
言い換えれば「やけになってしまう」ともいえるのです。
やけになってしまうことは、恐ろしいことです。妥協したまま就活・転職活動を続けたとしても、納得できる結果が出ることはありません。
一度立ち止まって、中だるみを引き締める必要があります。
決まらないから抜け出す!ルーチンを変える
就職が決まらないことからおきる中だるみの原因は「ルーチンワーク」です。
毎日転職サイトを見て、履歴書を書いて送ることがルーチンワークになっているのならば、思い切ってハローワークに足を運んでみましょう。
家の中でパソコンとにらめっこしているのではなく、ハローワークで担当者と話してみるだけでも大きな変化になります。
話をしているうちに、自分では気がつかなかった手段やセミナー情報が入ってくるかもしれません。
生活リズムを整える
就活・転職活動中は、起床しなければならない時間も睡眠時間も決まりがありません。面接に間に合うように起きられれば問題ないのです。
家族が寝静まってからパソコンを開き、転職サイトをチェックする人もたくさいいます。
しかし、夜中にパソコンやスマホで作業をしてると昼夜逆転してしまうのです。
昼間はゴロゴロと過ごし、夕方から外に出る生活が習慣化してしまうと、面接にも悪影響を及ぼします。
就活・転職活動中こそ、朝は早く起きて身支度を整えて出勤する感覚でセミナーやハローワークに足を運びましょう。
原因が心身の疲れならば思い切って休む
採用の合否は、想像以上に心に重くのしかかります。
今までの経験やスキルが否定されたような気持になり、自信をなくしてしまうのです。原因が心の疲れもあるならば就活・転職活動を一度休むことも方法の一つです。
ただし、休む期間はしっかりと決めておくようにしましょう。「1週間は就職について考えずに遊ぶ」でもいいし、思い切って一人で旅行に出てもいいでしょう。
殻に閉じこもってしまった心を開放する機会を与えることで、新たな目標をひらめくこともあるのです。疲れた体のまま就活・転職活動を頑張り続けても、しだいに心も疲れてきてしまいます。
体が疲れた時にはしっかりと休むことも必要です。「休む」ことはサボっていることではないのです。
転職活動は数カ月から1年以上続くこともあり、心身ともに負担がかかります。自分自身を上手に休ませたり、引き締めたりコントロールすることが、気に入る企業に就職するためのコツです。