転職では、学歴よりも職歴の方に目が向きますが「学歴が長い」「学生時代が長い」ときにはある程度説明が必要かもしれません。
「学歴が長い」理由は留年など人それぞれであり、一概に良いとも悪いとも言えないのです。
今回は「留年等で学歴が長い」人の上手な自己PRの考え方についてお話しします。
「学歴が長い」理由が留年の場合

学歴が長い理由が「留年」の場合は、留年した理由を説明したほうがいいでしょう。
書類選考の段階で留年の理由を書いてしまうと、言い訳のように受け取られる可能性もあるため、理由の説明は面接のときの自己PRで行った方がいいかもしれません。
留年をした理由が「勉学以外に打ち込んだものがあったから」ならば、一概にマイナス要因にはならないのではないでしょうか。
学生時代は、自分の好きなことに打ち込むことができる時期でもあります。
無気力な学生時代を過ごした人よりも、好きなことに打ち込み充実した学生時代を過ごした人の方が人間的には魅力があるものです。
自分が何に熱中し、そのことで何を得ることができたのかを面接で伝えれば、それは立派な自己PRになります。
「学歴が長い」理由が大卒後の専門学校の場合

学歴が長い理由が「大卒後の専門学校」ならば、専門学校に通うきっかけについて話すといいでしょう。
最近は、大学に通いながらダブルスクールで専門学校に通う人もいます。
しかし、本格的な専門技術を学ぶ学校は、受ける講義数が多いため、大学に通いながら並行して通うことは難しいこともあるのです。
「大学では理論を学び、専門学校で技術を学んだ」ということは、専門学校時代は実務経験を学んでいた期間とも言うことができます。
大学を出てから専門学校でさらに学ぶ人は、「大学だけでは物足りない何か」を感じたからではないでしょうか。
素直に「専門学校に通ったきっかけ」を話してみてもいいでしょう。
もしも、大学の専攻と専門学校の専攻とに共通点がない場合は「就活を避けるための時間稼ぎ」と思われることもあるかもしれません。
面接では「なぜその専門学校を選んだのか」をしっかりと話せるように考えておきましょう。
「学歴が長い」理由が社会人経験後の学歴の場合

社会人になってから、再び学校に通ったため学歴が長くなっている人はプラス評価につながる可能性が高いでしょう。
なぜならば、社会人としての立場をやめて学生に戻る覚悟は相当なものです。
それほどまでして「学びたい」と思えるという人は、向上心をしっかりと持っている人と言えます。
「学生時代にはわからなかった「必要なスキル」を見つけたから」と面接で言えば、面接担当者の印象に残る人となることは間違いないのではないでしょうか。
たまに学歴欄に「習い事」ともいえる学校を記入している人がいます。趣味の習い事で通った学校は、学歴に記入する必要はありません。
まとめ

「学歴」は、その人が必要な力を蓄えていた時期といえます。学歴が長いということは、それだけたくさんの力を蓄えているということです。
蓄えてきた力をどのように活かしていくつもりなのかを面接で話すことができるといいでしょう。