転職をするとき、在職しながら転職活動をすれば収入を確保することができますが、退職してから転職活動をする人は無収入になってしまいます。
失業保険を受給するにしても、自己都合退職ならば受給開始まで一定の期間を待たなくてはなりません。
「転職先が決まるまでのつなぎ」としてフルタイムのアルバイトをしてしまうと、転職活動の妨げになるだけでなく、失業保険の受給にも影響を与えることになります。
今回は、転職活動の合間にできる「短期バイト」についてお話しします。
転職活動中の「つなぎ収入」は「短期バイト」がベスト

転職活動を退職してから始める場合は、失業保険の申請をすることになります。
失業保険を申請してからは、短期アルバイトであっても日数や時間数によっては「収入あり」と判断され、失業保険の受給に影響を与える可能性もあります。
失業保険を申請している人は、バイトを始める前にハローワークで問い合わせてみるようにしましょう。
いずれにしても、転職活動中にフルタイムのアルバイトをすることはお勧めしません。
なぜならば、アルバイトであってもフルタイムで働くことになれば戦力として扱われることになります。
また、フルタイムで働けばそれなりの収入になるため、転職することへの意欲がなくなってしまうこともあるのです。
「つなぎ収入」を目的とするならば、短期のアルバイトに限定して探すようにしましょう。
短期アルバイトといっても、数か月単位のものもあれば1日のみのアルバイトもあります。
転職活動中は、急な面接にも対応できるように「1日のみ」の短期バイトがいいでしょう。1日のみの短期アルバイトは、誰でもできる作業がほとんどです。
また、事前に説明会や面接が必要ないため、働きたい前日に申し込みができるアルバイトもたくさんあります。
アルバイトの探し方は、新聞に入っている折り込み広告の他、インターネットのアルバイト求人サイトでも探すことができます。
短期アルバイト★ベスト1「倉庫内作業」

短気アルバイトで一番お勧めする仕事が「倉庫内作業」です。
倉庫内作業は、大きな倉庫の中から指定された商品を箱に詰めたり、集めてきたりする単純作業になります。
グループで作業をする必要もないため、初対面の人に気を使うこともありません。
広大な倉庫の中で、渡された商品リストに書かれている商品を探し出し、箱に詰める作業を繰り返します。
アルバイトに集まる年齢層も幅広い傾向があります。
学生がグループで参加していることもありますが、中高年の方もいるため、年齢や性別を気にせず働くことができるでしょう。
ただ、働く現場になる倉庫は駅から遠い場所にあることが多いのです。
働く時間は6時間程度だったとしても、往復に2時間以上かかることもあるため、交通費の支給についてはしっかりと確認しておくことが大切です。
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短期バイト★ベスト2「季節の臨時アルバイト」

季節の臨時アルバイトは、お歳暮やお中元の時期だけ募集されるアルバイトです。
百貨店の催事場で、お客様を案内したりパソコンにデータを入力したりする作業を行います。
百貨店の場合は、お客様と接する仕事になるため、接客経験があれば有利になるでしょう。
もしも接客は苦手というならば、郵便局で年末年始に募集される「年賀状の臨時アルバイト」がいいでしょう。
郵便局は、年賀状の時期になると臨時のアルバイトを募集します。学生が比較的多いアルバイトです。
年齢は多少気になるかもしれませんが、年末年始は会社も休みになってしまうため、転職活動がストップする時期です。
転職活動を行えない時期に、お金を稼げる「年賀状のアルバイト」は効率的といえるでしょう。
短期バイト★ベスト3「試験監督」

試験監督のアルバイトは、試験当日以外に説明会にも出席する必要があります。しかし、説明会とあわせても2日程度で終わるため、転職活動に影響は与えないでしょう。
試験監督のアルバイトが転職活動中に適している理由は、スーツを準備する必要がないことです。
試験監督のアルバイトは、スーツの着用を義務付けられていることがあります。
学生で試験監督のアルバイトをすると、スーツの準備から始めなければなりませんが、転職活動中ならば手持ちのスーツをそのまま使うことができるため、初期投資の必要がありません。
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最後に

転職活動が長期化してくると「働きたい」と思うことがあります。
短気のアルバイトであっても、自分で働いて稼ぐことができた喜びは転職活動にもよい影響を与えることになるのではないでしょうか。