就職・転職の面接は約10分程度です。たった10分間の間に人間性や仕事の能力を見極め、合否を決める必要があるのです。
そのため、採用担当者はさまざまな視点からたくさんの質問を浴びせます。質問に対して、大きな声で速やかに答えてくれる人は、やはりよい印象を残します。
しかし、口数が多ければよい印象を残せるわけではありません。今回は、口下手な20代女性がよい印象を残すコツを紹介します。
口下手は面接でデメリットにならない!
口下手は面接でデメリットにならない!
口数が多いことは面接でメリットにならない!
グループ面接では、同じ質問を就職・転職希望者全員にすることがあります。
人によっては、話しているうちに結論がわからなくなってしまう人もいるため、「1分間でお願いします」と時間を区切ることもあります。
しかし、それでも与えられた時間を超えて話し続ける女性もいるのです。
採用担当者は、口数が多かったり発言回数が多かったりする女性を採用するわけではありません。
言葉の数よりも言っている内容で評価をします。
自然な話の流れで言葉数が増えている分には評価に影響はしませんが、自分への注目時間を長引かせるために言葉を足している人は、自分で自分の評価を下げていることもあるのです。
面接で口数が多い女性は、目立ちますがその反面「調子がよく口だけ」という印象を与えてしまう可能性もあるのです。
一方、口下手な女性は面接を受ける前から口下手をコンプレックスに思っている傾向があります。
口下手自体はデメリットにはなりませんが、コンプレックスに思うことで態度が委縮してしまうことがあるのです。
「口下手はデメリット」と思うことこそ、よくないことなのです。
口下手な女性は「あがり対策」で乗り越える
口下手な女性は、あがりやすい傾向があります。口下手であることを意識するあまり、緊張しすぎてしまうのです。
面接に臨む前に深呼吸し、「今回はいける!」と思い込むといいでしょう。
口下手な女性は、最初の一言が一番緊張します。
入室したら大きな声でゆっくりと自分の名前を言って挨拶しましょう。最初に大きな声を出すことで、自信が湧き出てくるものです。
口下手だからこそ「ゆっくり話す」
口下手な女性は、さっさと自分の番を終わらせてたいと思うため、早口になってしまうことがあります。
早口で話してしまうと、時間は短時間で終わりますが採用担当者の印象に残らない可能性があるのです。
ゆっくりと話すことで「落ち着き」をアピールし、印象に残すことができるのです。
営業職など客対応がある職種では、口下手な女性は損をすると思われがちです。しかし、採用担当者の立場から言えば、営業職のような客対応がある職種ほど「軽い口をたたく人」はむかないのです。
客対応で一番大切なことは「信頼」です。
口数は少なくても、言葉に重みがあり信頼できる人間性をもっていれば、口下手であっても営業職には向いている女性といえるのです。
面接中にゆっくり話す目的は、「落ち着き」をアピールするだけではありません。ゆっくり話すことで、考える時間を作ることができるのです。
口下手な女性は、「緊張」が足をひっぱることが多いのです。
例え言葉に詰まったとしても、沈黙がそくマイナス評価につながることはありません。言葉に詰まった時こそ、落ち着いて言葉を選びましょう。
緊張は、練習を重ねることで克服することも可能です。転職セミナーなど、実際の面接の模擬体験ができる場を利用してみてもいいのではないでしょうか。